Headliner Replacement
天井の垂れ・剥がれを、
根本から直す。
天井生地の垂れ下がりは、裏側のウレタンの崩壊が原因です。 生地と下地をすべて取り除き、新しい素材で張り替えます。
天井が垂れる原因
車の天井(ヘッドライナー)は、硬い天井ボードに薄いウレタンスポンジを介して布生地を貼り付けた3層構造です。天井が垂れてくるのは「接着剤が弱くなった」からではなく、中間層のウレタンスポンジ自体が加水分解で崩壊することが原因です。
崩壊したウレタンはカステラのようにボロボロと崩れ、生地を天井ボードに保持する力を失います。スプレーのりで生地を貼り直しても、崩壊したウレタンの上から接着しているだけなので、短期間で再発します。根本的に直すには、旧生地と劣化ウレタンをすべて除去し、クリーンな下地に新しい生地を張り直す必要があります。
日本は高温多湿のため、ウレタンの劣化が欧米よりも早く進行します。特に欧州車(メルセデス、BMW、VW、ポルシェ、ジャガー等)は2010年頃までのモデルで天井の垂れが多発しており、欧州で使用されるウレタンと接着剤が日本の気候に合っていないことが指摘されています。
北陸は日本海側特有の湿度の高さが加わるため、天井の垂れが発生しやすい環境です。しかし、北陸で天井の張り替えに対応できる業者はほぼありません。PROTENAでは、車種を問わず天井の張り替えに対応しています。
こんな症状が出たら張り替え時
以下の症状でお困りでしたら、まずはご相談ください。天井の状態を拝見して、最適な対処をお伝えします。
天井生地の垂れ下がり
天井の生地がダラリと垂れてくる。最も多い症状で、ルームミラーやサンバイザーに干渉し始めたら放置は危険です。運転中の視界を妨げる可能性があります。
生地の剥がれ
天井の端やピラー周辺から生地が剥がれてくる。部分的に見えるのは初期症状で、放置すると剥がれが中央に向かって広がっていきます。
黄ばみ・変色
白やグレーの天井が全体的に黄ばんでくる。紫外線や車内の空気による経年変色で、クリーニングでは元に戻りません。張り替えで本来の明るさを取り戻せます。
カビ・シミ
雨漏りや結露が原因で天井にシミやカビが発生。放置すると臭いの原因にもなります。カビが広がる前に張り替えで清潔な状態に戻すことが大切です。
生地の破れ・穴
荷物の出し入れや経年劣化で天井に穴や破れが発生。リペアでは対応できない広範囲の損傷や、生地自体がもろくなっている場合は張り替えが最適です。
サンルーフ周辺の剥がれ
サンルーフの開閉による振動と温度変化で、サンルーフ周辺から剥がれが始まる。サンルーフ付き車両は天井トラブルの発生率が高い傾向にあります。
対応素材
天井に適した3種の素材から、用途とご予算に合わせてお選びいただけます。
ファブリック(布地)
Fabric
天井張り替えで最も一般的な素材。純正天井の大半はファブリックで、復元には同系統の素材を使用するのが自然です。通気性が良く、軽量で天井への負担も少ない。色や織り方のバリエーションも豊富で、純正の雰囲気をそのまま再現できます。
向いている方: 純正復元、コスト重視、幅広い車種に
アルカンターラ / スエード調素材
Alcantara / Ultrasuede
ポルシェ、BMW M、AMG、フェラーリなどのスポーツモデルで純正天井に採用されている高級素材。起毛の質感が車内に上質な雰囲気を与えます。ファブリックより高価ですが、見た目と触感のアップグレード効果は大きい。
向いている方: 高級車、スポーツカー、内装のグレードアップ
合成皮革(PUレザー)
Synthetic Leather
個性的な仕上がりを求める方に。色の自由度が高く、カスタムカーやドレスアップ車に人気。ただし通気性はファブリックやアルカンターラに劣るため、天井素材としてはあくまで好みの選択肢です。
向いている方: カスタムカー、ドレスアップ、色にこだわりたい方
本革(レザー)について: シートとは異なり、天井への本革使用は一般的ではありません。重量があり、天井の曲面に沿わせにくいためです。高級感を求める場合は、軽量で曲面追従性に優れたアルカンターラが最適な選択肢です。
DIY vs Professional
DIY vs プロの張り替え
天井の張り替えは「貼り直すだけ」に見えて、実は下地処理の徹底度が仕上がりと耐久性を決めます。
| 比較項目 | DIY(自分で施工) | プロ(PROTENA) |
|---|---|---|
| 天井ボードの脱着 | 自分で外す必要あり。車種により難易度が高く、内装クリップやピラーカバーの破損リスク | 車種ごとの分解手順を把握。内装パーツを傷つけずに確実に脱着 |
| 旧ウレタンの除去 | 不完全になりがち。残存ウレタンが再発の主原因 | 劣化ウレタンを完全除去し、天井ボード表面をクリーニング |
| 接着剤 | 市販スプレーのり。表に染み出してシミになるリスク大 | 業務用接着剤を均一に塗布。シミ・ムラが出ない |
| 仕上がり | シワ・たるみ・気泡が出やすい。特に曲面部分が難しい | テンションを均一にかけ、シワなく仕上げる。曲面も追従 |
| 耐久性 | ウレタン残存+接着不良で短期間に再発するリスク大 | 下地から完全にやり直すため、長期にわたり再発しにくい |
| 難燃基準 | 市販素材は車の難燃基準(FMVSS 302相当)を満たさない場合あり。車検不通過のリスク | 車検対応の難燃素材を使用。基準適合を確認済み |
| サンルーフ対応 | 構造が複雑で難易度が格段に上がる | サンルーフ周辺の特殊形状にも対応。同時施工可能 |
DIY失敗からの持ち込みも対応しています。 スプレーのりで貼り直したが再発した、ピンで留めたが見た目が悪い、といったケースでも、下地から完全にやり直すことで綺麗に仕上げます。
施工の流れ
現車確認・素材選定
天井の状態(垂れの範囲、生地の劣化度合い、サンルーフの有無)を確認します。素材サンプルを見ながら、ファブリック・アルカンターラ・合成皮革の中から素材と色を決定します。
天井ボードの脱着
ルームランプ、サンバイザー、アシストグリップ、ピラーカバーなどの内装部品を外し、天井ボードを車体から取り外します。車種ごとに異なる取り外し手順を正確に行い、内装パーツを傷つけないことが重要です。
旧生地・劣化ウレタン除去
垂れた天井生地を剥がし、裏側でボロボロに崩壊したウレタンスポンジを完全に除去します。天井ボード表面に残るウレタン片も丁寧にクリーニング。この下地処理の徹底度が、仕上がりと耐久性を左右します。
新生地の張り込み
業務用接着剤を天井ボードに均一に塗布し、新しい生地を張り込みます。天井ボードは平面ではなく複雑な曲面を持つため、テンションのかけ方を部位ごとに調整し、シワやたるみが出ないよう仕上げます。
取り付け・最終検品
張り替えた天井ボードを車体に取り付け、ルームランプ・サンバイザーなどを元に戻します。生地の張り具合、ランプ穴の処理、パーツとの干渉がないかを最終チェックします。
担当技術者
富永 風勝Fukatsu Tominaga
一級自動車整備士
群馬自動車大学校卒業後、日産ディーラーで板金塗装に従事。その後、PPF・板金・内装リペア専門会社で天井張り替え・シート張り替え・ダッシュボードリペアの技術を習得。群馬自動車大学校で講師も務めた経験を持ちます。
天井の張り替えは、天井ボードの脱着に始まり、旧生地・ウレタンの完全除去、下地処理、新生地の張り込みと、すべての工程で丁寧さと経験が求められる施工です。一級整備士としてルームランプやサンルーフ周辺の電装系も正確に扱えることが、内装専門店にはない強みです。
よくある質問
01天井の垂れは放置しても大丈夫ですか?
放置は推奨しません。垂れは時間とともに進行し、ルームミラーやサンバイザーに干渉して運転中の視界を妨げる可能性があります。また、垂れた部分が広がると施工時の難易度も上がります。症状が軽いうちにご相談いただく方が、仕上がりも良くなります。
02天井が垂れた原因は何ですか?
天井生地の裏側に貼られたウレタンスポンジの経年劣化が主因です。ウレタンが加水分解でボロボロに崩壊すると、生地を天井ボードに保持する力が失われ、自重で垂れてきます。日本の高温多湿の環境がウレタンの劣化を加速させるため、欧州車では新車から数年で発生するケースもあります。
03DIYで直せますか?
市販のスプレーのりで応急処置は可能ですが、接着剤が表に染み出してシミになる、劣化したウレタンが残存して短期間で再発する、仕上がりにシワが出る、といったリスクがあります。また、市販の天井用素材は車の難燃基準を満たさない場合があり、車検不通過のリスクもあります。
04施工期間はどのくらいですか?
10〜14日が目安です。天井ボードの脱着、旧生地・ウレタンの完全除去、下地処理、新生地の張り込み、接着剤の乾燥、再取り付けと多工程のため日数を要します。サンルーフ付き車両は構造が複雑なため、さらに日数をいただく場合があります。
05サンルーフ付きの車でも対応できますか?
対応可能です。サンルーフ周辺は開閉機構との干渉を避けながら張り替える必要があり、通常の天井張り替えとは別の工程が加わります。天井とサンルーフ部分を同時に施工するのがコスト・仕上がりの両面で最も効率的です。
06天井の色や素材を変えることはできますか?
可能です。純正と同じファブリックでの復元はもちろん、アルカンターラへのアップグレードや色の変更にも対応します。車内の雰囲気を変えたい方には、素材サンプルを見ながらご提案します。
07国産車でも天井は垂れますか?
経年により国産車でも発生します。ただし、欧州車に比べると頻度は低い傾向です。10年以上経過した車、高温多湿な環境で長期間使用された車で症状が出やすくなります。軽自動車からミニバンまで、車種を問わず対応可能です。
まずは、ご相談ください。
天井の状態を拝見してから、最適な素材と施工方法をご提案します。天井の写真をLINEでお送りいただければ、概算のお見積もりも可能です。
9:00〜18:00(不定休)